お問合せ / 資料請求はこちら »

三光ライト工業の2色成形とは?二色成形のすべて

2色成形とは

三光ライト工業は高度な2色成形(ダブルモールド)技術でお客様のニーズにきめ細かく対応します。2色成形とはどのような技術か、そして当社の2色成形がなぜお客様に高く評価されているのか詳しくご案内します。

2色成形の特長

様々な成形技術をあわせ持つ三光ライト工業。そのなかでもお客様から高い評価を頂いているのが2色成形です。2色成形とは。その特長をご説明します。

一般的な2色成形の工程・工法

2色成形とは、異なる樹脂や材料、具体的にはプラスチックやエラストマーを組み合わせて一体化させる成形工法です。1つの工程やサイクルで2つの樹脂や異材を組み合わせることからダブルモールド(doublemolding)とも呼ばれます。成形機には、2本のノズル、シリンダーがあり、それぞれから金型内部に順次、射出充填して2種類の部品を製造することが可能です。2色成形の一般的な工程は金型の凹側、いわゆるキャビティ(cavity)の異なる2つの金型を用います。その上で、以下の4工程を1サイクルで繰り返し、熱融着(溶着)するのが2色成形(ダブルモールド)の一般的な工法となります。

  1. 1次Cavityと2次Cavityを組合せ型締め1次Cavityと2次Cavityを組合せ型締め
  2. CoreA稼働側に射出充填CoreA稼働側に射出充填
  3. 型を開きCoreAとCoreBの金型を回転型を開きCoreAとCoreBの金型を回転
  4. 180°回転しCoreAとCoreBの場所が入れ替わる180°回転しCoreAとCoreBの場所が入れ替わる
  5. 再型締め。CoreA側には1次製品があり、CoreB側には製品はない状態再型締め。CoreA側には1次製品があり、CoreB側には製品はない状態
  6. 同時射出をしてCoreAとCoreBにそれぞれ異なる材料を射出充填同時射出をしてCoreAとCoreBにそれぞれ異なる材料を射出充填
  7. CoreA、CoreBの成形が完了したら型が開き製品が突き出され完成CoreA、CoreBの成形が完了したら型が開き製品が突き出され完成
  8. 型が開いて180°回転し、再度同じプロセスを繰り返し量産型が開いて180°回転し、再度同じプロセスを繰り返し量産

2色成形と他の射出成形との違い

2色成形と他の射出成形との違い

2色成形と他の射出成形やインサート成形との違いはいくつかありますが、上記2と4(稼働側の金型を180度回転)で見られるように、2色成形は他の成形工法と異なり、180度回転や反転といった工程が加わるのが特徴です。多機能な成形品が1工程で生産できるため、付加価値の高い成形部品を生産することが可能です。また、大量生産にも適しています。ただし、金型設計には肉厚の調整が必要ですし、使用する樹脂同士の接合や流動解析においても高度なノウハウが不可欠で、ノウハウが無ければ樹脂の剥離といった不具合が起きてしまいます。さらには金型の温度コントロールにも細心の注意が求められます。このように異なる樹脂や材料、プラスチック(plastic)、エラストマーを組合わせる2色成形は、確かな技術なくして確立しない工法といえます。その点、当社は2色成形で豊富な実績がありますので、お気軽にお問合せください。

2色成形が生み出すメリット

高品質とコストダウンを両立する三光ライト工業の2色成形。そのメリットについて詳しくご説明します。

工数の削減

2色成形は、一般的な射出成形に比べ製品設計が難しく、加工や材料選択などのノウハウを必要としますが、組み立ての手間を省けるため、時間と費用を節約できます。大量生産ともなると、何千、何万ものパーツの組立てや接着の工程が生じます。2色成形であれば、これらの工程を省略あるいは簡略化できるため大幅な工数・コスト削減につながります。また、2色成形はプラスチック接着剤を使用しませんので環境面においても優位性があるといえます。

異なる材質の組み合わせも可

異なる材質、材料を組み合わせられるのも2色成形の大きな特長です。2次側成形樹脂にエラストマーを採用すれば、シーリングや衝撃吸収、振動減衰、グリップ性能などの機能も備わります。1次側部品を2次側成形樹脂で包み込めば、封止といった気密性が向上します。意匠的にも1次側樹脂と2次側樹脂を対照的な色にすることで、 文字やロゴなどをあしらえるためデザイン性も高まります。また、当社はプラスチックに高濃度の着色剤を分散させ、プラスチックの成型時に規定の倍率で希釈する樹脂用着色剤であるマスターバッチなどにも対応します。

   

2色成形で使用する樹脂・材料

2色成形で使用する樹脂や材料は多岐に渡ります。主なものをご紹介します。

プラスチック

2色成形で使用するプラスチック(Plastic)はABS、PA、PC、PMMA、PBT、PC-ABSなどがあります。

ABS

ABS

ABSはアクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styren)共重合合成樹脂の総称で、熱可塑性で常用耐熱温度は70~100℃といった特徴があります。

PA

PA

ポリアミド(polyamide) は、酸とアミンが反応してできるアミド結合(たんぱく質と同じ結合)を持つ高分子化合物の総称です。一般にナイロンと呼ばれています。

PC

PC

ポリカーボネート(polycarbonate)は、熱可塑性プラスチックの一種で透明性・耐衝撃性・耐熱性・難燃性・寸法安定性などにおいて、高い物性を示します。耐衝撃性は一般的なガラスの250倍以上ともいわれます。

PMMA

PMMA

PMMA(Poly Methyl Methacrylate)はポリメチルメタクリレート樹脂 (ポリメタクリル酸メチル樹脂)の略称で「アクリル」とも呼ばれるとおり、外観自然色は透明で4大透明樹脂に数えられるなど高い透過性を有します。

PBT

PBT

PBTはポリブチレンテレフタレート(polybutylene terephthalate)の略でエンジニアリングプラスチックの1つです。熱安定性や寸法精度、電気特性に優れるため、電気電子部品や自動車部品などに幅広く利用されています。

PC-ABS

PC-ABS

PC-ABSは(ポリカーボネート・アクリロニトリルブタジェンスチレン)の略で剛性、硬度、加工性、耐衝撃性、曲げ疲労性など機械的特性のバランスに優れます。表面の美感や塗装性、印刷性も兼ね備えます。

エラストマー

2色成形で使用するエラストマーは熱可塑性エラストマー(TPE、TPR)と熱硬化性エラストマー(Thermosetting Elastomers)など、様々な種類があり、使用できるものと使用できないものがあります。

熱可塑性エラストマー(TPE、TPR)

2色成形で使用する熱可塑性エラストマー(Thermo Plastic Elastomer/Rubber)はポリスチレン系(TPS)、オレフィン/アルケン系(TPO)、ポリウレタン系(TPU)、ポリエステル系(TPEE、TPC)、ポリアミド系(TPAE)などがあります。

ポリスチレン系(TPS)

ポリスチレン系(TPS)

TPS(Thermoplastic Styrenic Elastomer)は、柔軟性、弾力性に優れ、最もゴム的性状を持つTPEです。成形性、柔軟性、機械強度等の耐久バランスに優れることから、自動車や日用品から家電まで幅広い用途に使用されています。

オレフィン/アルケン系(TPO)

オレフィン/アルケン系(TPO)

オレフィン系エラストマー(TPO)は、塩化ビニール系、スチレン系とともに三大熱可塑性エラストマーの一つです。常温ではエラストマー(弾性体)であり、ゴムのような性質を持ちながら、一般のプラスティックと同様に成形加工が可能です。

ポリウレタン系(TPU)

ポリウレタン系(TPU)

ポリウレタン系熱可塑性エラストマーは、機械的強度、ゴム弾性、耐摩耗性、耐屈曲性、耐油性などに優れ、熱可塑性を持つポリウレタン系樹脂です。特に耐摩耗性は熱可塑性エラストマーの中で最高とされます。

ポリエステル系(TPEE、TPC)

ポリエステル系(TPEE、TPC)

ポリエステル系熱可塑性エラストマーは、硬度と柔軟性を両立させた、プラスチックとゴムの間の存在の材料で、優れた曲げ疲労特性、耐屈曲性を持ちます。熱可塑性エラストマーの中でも使用温度領域が広いのが特徴です。

ポリアミド系(TPAE)

ポリアミド系(TPAE)

ポリアミド系熱可塑性エラストマーは、化合物フラグメントがアミド結合で多数連結した高分子化合物で、その代表としては6,6-ナイロン(6,6-ナイロン)が挙げられます。強靭なことで知られ、耐薬品性、耐摩耗性もあわせもつ熱可塑性エラストマーです。

2色成形で使用できない素材

以下の素材は、2色成形では使用ができない(使用をお勧めしない)素材です。

PP

PP

ポリプロピレン(polypropylene)は、プロピレンを重合させた熱可塑性樹脂で、汎用樹脂の中で、最高の耐熱性を誇ります。強度が高く、耐薬品(酸、アルカリ)性に優れます。

POM

POM

ポリアセタール(polyacetal)またはポリオキシメチレン(polyoxymethylene)は、オキシメチレン(oxymethylene、−CH2O−)構造を単位構造にもつポリマーです。

ポリ塩化ビニル系(TPVC)

ポリ塩化ビニル系(TPVC)

ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride、PVC)または塩化ビニル樹脂は合成樹脂(プラスチック)の1つで、塩化ビニル(クロロエチレン)の重合反応で得られる高分子化合物です。ウェザーシールやケーブルなどで幅広く使用されている、耐性と柔軟性に優れた加硫ゴムに近い特性をもちます。

熱硬化性エラストマー(Thermosetting Elastomers)

熱硬化性エラストマー(Thermosetting Elastomers)

熱硬化性エラストマーは、ある一定の温度範囲において、熱を加えても軟化することの無い、比較的耐熱性の高いタイプのエラストマーです。一般的には「ゴム」と呼ばれます。

 

三光ライト工業の2色成形品生産体制

三光ライト工業の2色成形技術を支えている基盤。それは、製品設計から金型製作、試作、量産に至るまでの国内自社工場一貫生産体制です。当社の強力な生産体制をご紹介します。

設計、金型製作、試作、量産まで自社一貫体制

三光ライト工業は2色成形製品の設計、試作、量産、塗装はもとより、金型の設計製作も国内の自社工場で行っています。自社一貫生産体制により、お客様のニーズにきめ細かく対応するとともに、短納期・コストダウンを実現します。また、自社一貫生産のメリットを最大限に活かし、変更や修正といったご要望にも柔軟に対応します。2色成形は通常の射出成型に比べ、高度なノウハウが求められます。たとえば、金型設計には肉厚の調整が必要であるのに加え、使用する樹脂についても豊富な接合、接着測定データ、流動解析が不可欠です。さらには金型の温度コントロールにも細心の注意を払う必要があります。その点、2色成形で豊富な実績を持ち、国内自社工場一貫生産体制を構築している当社であれば、2色成形ならではの様々な技術的課題をクリアすることができます。

最新鋭の全自動2色成形機を10台保有

三光ライト工業は生産拠点として川崎工場(本社)と埼玉工場の2工場を構えており、中原工場の試作機を合わせて、全自動2色成形機を計10台保有しています。最新鋭の設備、機器、機械、technologyを駆使してお客様のあらゆるニーズにお応えするとともに、低価格・短納期を実現します。当社の充実の全自動2色成形機をご紹介します。

全自動2色成形機250t(試作機)

全自動2色成形機250t

中原工場
日精樹脂工業製 1台

全自動2色成形機140t

全自動2色成形機140t

川崎工場
日精樹脂工業製 4台
埼玉工場
日精樹脂工業製 1台

全自動2色成形機110t

全自動2色成形機110t

川崎工場
日精樹脂工業製 3台

全自動2色成形機60t

全自動2色成形機60t

川崎工場
日精樹脂工業製 1台
     

2色成形の製作事例集

三光ライト工業は高度な2色成形技術を駆使して自動車車載品やスマートフォン部品などを幅広く製造しています。当社が手がける製品の一部をご紹介します。

2色成形の自動車車載品

2色成形の自動車車載品

当社の豊富な製品群のなかでも近年、特にシェアを拡大しているのがインシュレーターやサイドスポイラーを含む自動車の車載品です。いずれも自動車メーカーの高い要求をクリアした最良の製品です。

2色成形のスマートフォン部品

2色成形のスマートフォン部品

当社はスマートフォン部品でも豊富な実績があります。高密着の多色成形技術がスマートフォンの諸機能を保護しています。

その他2色成形の各種部品

その他2色成形の各種部品

当社は車載品やスマートフォン部品以外でも、用途にあわせて2色成形による各種工業製品や精密部品を取扱い、ご提案しています。その一部をご紹介します。

2色成形以外の射出成形

弊社は2色成形のほかにも防水機能などに優れたLIM(Liquid Injection Moulding:液状射出成形)成形についても最新鋭の設備を導入しています。また、インサート成形も全自動で対応することも可能です。いつでもお気軽にお問い合わせ、ご依頼ください。お問合せフォームのほか、お電話、メール、FAXなどご都合のよろしい方法でお申し付けください。素早くお見積り申し上げます。

お問合せフォーム