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真空成形トレイの製品紹介

真空成形 トレイ

真空成形トレイの製品をご紹介します。ここでは三光ライト工業の真空成形トレイの製品例をはじめ、真空成形トレイの製作で使用する金型を解説します。また、真空(圧空)成型トレーで使用されるプラスチック樹脂としてPS(ポリスチレン、ポリ・スチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリプロピレン)のそれぞれの物質的特性やトレイ以外の真空成形品の一例としてブリスターパックや電子部品をご紹介します。

真空成形 トレイについての無料相談

三光ライト工業の真空成形トレイ

三光ライト工業の真空成形トレイを解説します。弊社は最新鋭のトリミング機能付き高速連続真空圧空成形を導入しています。この設備は成形機とトリミング装置を同じフレーム上に設置し、全自動でのトリミングを可能にしたものです。成形や抜きの工程を全自動化し、10段重ねに対応します。弊社はこの真空成形機を駆使し、お客様のニーズにきめ細かく対応した真空成形オリジナルトレーを低価格でご提供します。少量小ロット、多品種、大量生産にも柔軟に対応します。ご連絡お待ちしています。

  • オリジナル真空成形トレー
  • 自動車部品トレー
  • 工業用トレー

真空成形トレイの製作で使用する金型

真空成形トレイの製作で使用する金型

真空成形トレイの製作で使用する金型について解説します。真空成形トレイの製作で使用する金型は、通常の真空成形製品と同様の金型です。真空成形は、凸型および凹型両方の金型を用いて製造する射出成形とは異なり、凸型あるいは凹型のいずれか一方を使用します。真空成形トレイの品質は金型によって概ね決まります。したがって高度な寸法や複雑な形状のトレイを製造するには、精度の高い金型が不可欠となります。真空成形専用金型の形状は大きくわけて凸型と凹型の2つがあります。一般的に凸型の方をドレープフォーミングといい、凹型をストレートフォーミングと呼びます。凸型と凹型のどちらを選択するかは形状や製品に要求される仕様次第となります。外寸重視なのか、内寸重視なのか、どこの肉厚、薄肉を重視するのかなどを考慮しつつ、形状や要求仕様によって凸型にするか、それとも凹型にするかを判断します。

真空成形金型について
真空成形 金型について

真空成形金型は射出成形金型に比べ、型費が安く製作期間も短いなどのメリットがあり、部分的なデザイン変更が容易で大量生産のみならず多品種少量小ロット生産にも適しています。

真空成形トレイの一般的な製造方法

真空成形トレイの一般的な製造方法をご紹介します。真空成形トレイは、加熱して軟化させたプラスチックシートを金型に密着させて真空状態にし、冷却硬化して製造します。前述のとおり、真空成形は凸型(雌型)または凹型(雄型)のいずれか一方だけを用いてシートを金型に合わせた形状に成形する方法です。熱可塑性樹脂のシートを加熱軟化させたのち、すみやかに型とシートとの隙間を減圧状態に保ちます。そのうえでシートを型に密着させて、冷却後空気を吹き込んで成形品を吸い出す工法です。真空成形品の製造方法や工程などについては三光ライト工業にお気軽にご相談ください。

真空(圧空)成型トレーで使用されるプラスチック樹脂

真空(圧空)成型トレーで使用されるプラスチック樹脂

真空成型トレー(圧縮空気を使用した圧空成型含む)で使用されるプラスチック樹脂をご紹介します。ここではPS(ポリスチレン/ポリ・スチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリプロピレン)のそれぞれの物質的材質特性を解説します。なお、三光ライト工業では真空(圧空)成型トレーの製造では、PET、PP、PSなどを主に使用しています。

PS(ポリスチレン/ポリ・スチレン)

PS(ポリプロピレン/ポリ・スチレン)はスチロール樹脂とも呼ばれ、スチレンを基本モノマーとしたプラスチックの総称です。三光ライト工業では真空成形トレイの製造に際し、このPSをひんぱんに使用しています。また、PSは極めて加工しやすい素材であるため、射出成形でも多用されます。ほかにも弊社では対応していませんが、押出成形や発泡成形など様々な加工方法でも使用されます。PSは汎用PSと耐衝撃性PSに大別され、汎用PSはコンビニ弁当の容器、総菜ケース、コップ、CDケースなど、安価で量産されて大量消費される製品にたびたび使用されています。

PET(ポリエチレンテレフタレート)

PET(ポリエチレンテレフタレート、A-PET含む)樹脂は、ペットボトルの原材料としてよく知られる身近な素材です。PETは耐熱温度200℃、耐寒温度-60℃程度と耐熱性、耐寒性が高いことなどから真空成形トレイにも多用され、三光ライト工業でもPETを用いて様々な工業用トレーを製造しています。PETは薄いフィルムから厚みのある板状、ペットボトルのような曲線を持つ円柱形などに柔軟に加工できるのも特長です。ほかにも耐水性や透明性も兼ね備えており、用途は極めて広い素材です。

PVC(ポリ塩化ビニル)

PVC(ポリ塩化ビニル)は「塩ビ」あるいは「ビニール」とも呼ばれる素材で、このPVCを用いて軟らかいものから硬いものまで幅広いタイプの製品が製造されています。三光ライト工業ではPVCの使用機会はありませんが、真空成形トレイはもとより、水道管や雨樋、床材、壁紙、ホースなどにもポリ塩化ビニールは日常的に使用されています。五大汎用樹脂のひとつであるPVCは、安価で汎用性が豊富で、耐酸性、耐アルカリ性、耐油性に優れます。プラスチック素材の中でも吸水率が低く、紫外線や雨による経年劣化もしにくいのも強みです。

PP(ポリプロピレン)

PP(ポリプロピレン)は割れるリスクが低いのと頑丈さに定評があるほか、汎用樹脂の中で、最高の耐熱性を誇るのに加え、強度が高く、耐薬品(酸、アルカリを含む)性に優れ、吸湿性が無いといった特長も兼ね備えています。三光ライト工業ではPPを使用して各種真空成形トレイを製造しています。トレイのほかにも文具、紙幣、自動車部品、包装材料、繊維製品、プラスチック部品、種々の容器、実験器具、スピーカーのコーンなど幅広い用途で使用されています。一方、他の素材と比べ収縮や変形、反りが出やすく寸法にばらつきが生じやすいのが難点ですが、その点、三光ライト工業はPPの特性を十分に把握しているのはもちろん、適切な条件で成型しますので、収縮や変形、反りのないトレイメーカーとして定評があります。

トレイ以外の真空成形品の一例

トレイ以外の真空成形品の一例をご紹介します。ここではブリスターパックと電子部品についてご紹介しますが、トレイ以外の真空成形品は多種多様で極めて多岐に渡ります。三光ライト工業ではブリスターパックや電子部品以外にも真空成形品で豊富な実績がありますので、お気軽にご相談ください。

ブリスターパック

ブリスターパックもトレイと並んで真空成形で製造される主な製品のひとつです。ブリスターパックは板状プラスチックをバキュームフォームなどで成型し囲み込み、台紙や同じ素材のプラスチックに接着した物やスライド式着脱可能な包装のことです。日用雑貨や菓子、薬剤などでひんぱんに使用されています。素材としては主にPET(ポリエチレンテレフタラート)やPVC(ポリ塩化ビニル、PS(ポリスチレン)などが使用されます。

電子部品

電子部品のカバーの中には真空成形による製品が多く流通しています。また、電子部品用トレーの多くは真空成形で製造されています。電子部品や光学機器は製品の使用上、導電・帯電防止性能や静電気対策が必要です。そのため真空成形トレーメーカーは、導電・帯電静電気対策として界面活性剤が塗布された材料シートを使用しています。その際、重視される指標が表面抵抗値であり、表面抵抗値が低いトレイほど、電気が流れやすく帯電しにくくなります。また、表面抵抗値が低いトレイほどゴミが付着しにくくなり、静電破壊のリスクが軽減します。また、クリーンルームを持つメーカーは、クリーンルームへホコリやゴミなどの異物が混入しないよう配慮しています。カメラレンズや液晶ディスプレイなどの光学製品をはじめ、FPC(フレキシブル基板)、センサー、コンデンサー、トランス、基板、トランジスタ、ダイオードなどの精密機器は真空成形トレーの使用が多くを占めます。ほかにもコネクター、レゾルバ、スイッチ、リレー、コイル、モーター、ヒューズ、ギア、ペアリング、バルブ、ワイヤーハーネス、バッテリー、バックル、プラグなども真空成形トレーが度々使用されています。電子部品以外でも真空成形は、自動車部品(車載含む)にも日常的に使用されています。具体的にはメーターなどがあるインパネ部分や、フロントバンパー、ヘッドライト部分などが真空成形によって製造されています。

真空成形トレイは三光ライト工業にお任せください

真空成形トレイは三光ライト工業にお任せください。弊社の真空成形トレイは、輸送用、納品用、保管用、出荷用、搬送用、梱包用など幅広い用途でご利用頂けます。大量生産、量産だけでなく少量生産、多品種少量生産、小ロットなどのご要望にも最大限お客様のご要望にお応えします。弊社の真空成形トレイは図面どおりの規格で高い精密性を有しています。トレイを逆さに向けても内容物が落ちないような嵌合力でも定評があります。内容物が取り出しやすいよう、指が入るくぼみである指貫の設計も作り出すことが可能です。

なお、複数のトレーをコンテナに収納し運搬する場合は、運送コストを抑えるためコンテナに合った最適なトレーサイズが絶対条件となります。また、コンテナを重ね積みする場合は衝撃耐性のある素材を選ぶ必要がありますが、弊社はこれらのコンテナ向けのトレーなどにも対応可能です。

弊社の真空成形トレイは多岐に渡りますが、一例をご紹介すると、電子部品用や化粧品用トレーのほか、レンズをはじめとした光学部品用や精密機器用、コンデンサー、ワイヤーハーネス、車載品、各種工業製品、食品用(冷凍食品、卵含む)、医療用品用(膿盆含む)、梱包材、緩衝材、生化学的分析や臨床検査などで盛んに用いられているマイクロプレートなど様々な製品、部品の専用トレイに対応します。

なお、弊社はオリジナルトレーのみならず汎用トレーも豊富に取り揃えています。様々な汎用トレー(仕切り・中仕切り機能、緩衝機能付き)がありますので、ぜひご相談ください。また、弊社は真空成形のみならず射出成形も得意としています。弊社は射出成形品だけでなく、射出成形の専用金型も自社工場で一貫製作(木型は除く)しています。金型の設計、製作、試作品のご提供、成型品の大量生産に至るまで自社工場で一貫対応することで低価格に加え、スピード感のある納品を実現します。

射出成形のスライド構造ではアンダーカット(ツバ)の形状がある製品を取り出す仕組みに対応しています。真空成形や射出成形に加え、弊社は2色成形やLIM成型、さらには金属と樹脂を一体化したインサート成形などにも幅広く対応可能です。プラスチック塗装にも対応します。プラスチック塗装は製品の加飾、表面処理技術の一つで、外観品質の向上や表面保護、耐久性が高まります。また弊社は熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂をはじめ、環境保全の観点から生物由来のバイオマス材料の研究にも取り組んでいます。バイオマス材料を使うことによって化石燃料の使用が減り、温室効果ガスである二酸化炭素の排出を抑えて地球温暖化防止に寄与します。カーボンニュートラルの実現に寄与し、天然資源の枯渇を抑え、環境悪化の防止に貢献します。さらに弊社は素材、資材について豊富な知見があります。プラスチック成形品のことであれば何でも弊社(クリーンルームは非対応)にご相談くださいますようお願いいたします。弊社の資本金や従業員数、企業理念、社是、SDGsへの取り組みなどは当HPをご確認ください!

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